確定申告の時期が近づいてまいりました。今回はFXの確定申告書を作成しましたのでFXの確定申告をしようとお考えの方に参考になればと思います。
はじめてFXをされる方で
・ FXの税金の仕組みが分からない
・ 確定申告が面倒
などの理由でFX取引を躊躇している方もいらっしゃるかと思います。
確定申告は年に1度しか行わないもので忘れやすくとっつきにくいイメージがありますがインターネットで書類を作成し税務署を提出するだけですので難しくありません。この記事をスマホ等で参照しながら同じような手順を踏めばFXの確定申告ができるような記事内容にするのが最終目標です。主にサラリーマンで給与をもらいながら兼業でFX取引をされている方を対象にした内容です。今回はe-TAXではなく書面提出編になります。e-Taxとマインバーカードを使った確定申告の仕方については『 マイナンバーとe-Taxを使い、自宅で簡単にFXの確定申告 』に書いております。
※税制に関してド素人ですのでその点を踏まえてあくまで参考程度に記事をご覧頂けたらと思います。なお間違い等ありましたらご指摘ください。
- FXの確定申告の仕方・FX確定申告書類の作成の手順
- 事前に用意したもの
- 確定申告手順1【確定申告のページへアクセス】
- 確定申告手順2【書類作成の開始】
- 確定申告手順3【申告方法の選択】
- 確定申告手順4【事前準備の確認】
- 確定申告手順5【個人・法人の選択】
- 確定申告手順6【記入用紙の選択】
- 確定申告手順7【生年月日の入力】
- 確定申告手順8【各所得の入力】
- 確定申告手順9【給与所得の入力】
- 確定申告手順10【FX所得(損失)・雑所得の入力】
- 確定申告手順11【所得の最終確認】
- 確定申告手順12【各所得控除の入力】
- 確定申告手順13【社会保険料控除の入力】
- 確定申告手順14【控除の最終確認】
- 確定申告手順15【その他の項目の入力】
- 確定申告手順16【計算結果・納税(還付)金額の確認】
- 確定申告手順17【住民税等入力】
- 確定申告手順18【住所・氏名等の入力】
- 確定申告手順19【申告書等の印刷】
- 確定申告手順20【税務署に提出するにあたっての説明事項】
- 確定申告手順21【書類作成の終了・データの保存】
- 確定申告手順22【提出書類の確認】
- 確定申告のオススメ書籍
- ついにインターネットで国税のクレジットカード納付が可能に
- 最後に
FXの確定申告の仕方・FX確定申告書類の作成の手順
事前に用意したもの
・源泉徴収票(年末ごろ会社から給与明細と一緒に渡されることが多いと思います。)
・印鑑
・任意継続健康保険と国民年金の支払いの受領証(これは私が専業でFXをしていたので用意したものです。サラリーマンの方は必要ありません。)
・FXの年間収支報告書(各業者にログインし取得できます。)
確定申告手順1【確定申告のページへアクセス】
それではさっそく確定申告の手順に入っていきます。
『 確定申告 』 で検索もしくは下記リンクから国税庁のホームページへアクセスします。
リンクで飛ぶとこちらのページになります。以下は平成27年度分のページです。
確定申告手順2【書類作成の開始】
確定申告手順3【申告方法の選択】
確定申告手順4【事前準備の確認】
確定申告手順5【個人・法人の選択】
確定申告手順6【記入用紙の選択】
確定申告手順7【生年月日の入力】
確定申告手順8【各所得の入力】
1年間で得た所得の項目へ進み入力してください。ここからは私の場合を例としています。半専業で活動していた去年の私の場合はトレード以外の時間のパートタイムの給与とFXだけの申告なので上記の2か所を入力しました。
確定申告手順9【給与所得の入力】
まずは上から5番目の給与所得から、給与所得の項目横の『 入力する 』をクリックするとこのページが表示されます。
・2か所以上の会社から給与をもらっている場合『 もう1件入力する 』 クリックして追記して下さい
・ページの下の部分に入力したものの一覧が表示されます。
・すべて入力し終えたら『 入力終了(次へ) 』をクリック。1つ前の所得入力一覧のページに戻ります。
源泉徴収票
これです。年末に会社から源泉徴収票がもらえると思います。
私はパートタイム(半専業で活動していました)なので30万ちょっとでした。この表を見たまま入力。
次はFXの所得。下から2番目の『 先物取引にかかわる雑所得等 』の入力に入ります。
確定申告手順10【FX所得(損失)・雑所得の入力】
先物取引にかかわる雑所得等の項目横の『 入力する 』をクリックすると次のページになります。
・黒○部分はFX業者からプリントアウトした年間収支報告書を見て入力して下さい(上記は例です)
・複数のFX業者で取引されている方はすべて合算しましょう
・ちなみにFXの損失は3年間繰り越せますので年間マイナスの方も必ず確定申告をしておきましょう。
・年間マイナスの方は1番下の赤○部分に損失額を入力
・すべて入力し終えたら1番下の『 入力終了(次へ) 』をクリック。所得入力一覧の1つ前のページの戻ります。
ここで余談ですがオレンジ○部分FX取引での必要経費にネット代は含まれるのか?なんですがトレードパソコンでFXのみしかネットを使わない方であれば必要経費として認められるかもしれませんが、私の場合、動画を見たり私的利用の方が多い(笑)ので入力しませんでしたが、ネット代すべて100%認められるとは思いませんが50%等一部でも認められるかもしれませんので管轄の税務署に問い合わせてみるといいかもしれません。
FXの必要経費の証明になるかもしれませんので毎月のネット代の請求書はとっておくといいですね。
確定申告手順11【所得の最終確認】
所得一覧のページに戻ります
(間違えたら大変なのでしっかり確認しましょう。)
所得の入力は以上です。ここからは後半部分の所得控除の入力に入っていきます。
確定申告手順12【各所得控除の入力】
ここからは所得控除の入力になります。
ここからも私の場合を例にします。
私の場合は任意継続の保険料と国民年金(社会保険料の控除)だけでしたので、その横の 『 入力する 』 をクリック。社会保険料控除を入力しました。
確定申告手順13【社会保険料控除の入力】
人によって違う部分なので簡単に・・・
確定申告手順14【控除の最終確認】
1つ前の控除一覧の画面に戻ります。
(ここも間違えたら大変なのでしっかり確認)
確定申告手順15【その他の項目の入力】
私は該当しないのでこの部分は割愛させていただきます。
確定申告手順16【計算結果・納税(還付)金額の確認】
するとこのようなダイアログボックスが表示されます。
確定申告手順17【住民税等入力】
私は該当しない上、詳しくないので省略させて頂きます。次年度の住民税の引き落とし方法とか色々ですかね?
分からない場合は税務署に問い合わせると良いと思います。
確定申告手順18【住所・氏名等の入力】
住所・氏名等入力その1
住所・氏名等入力その2
住所・氏名等入力その3
確定申告手順19【申告書等の印刷】
書類一式が印刷されます。(すべて印刷すると控えもあります。間違えて控えの方を提出しないように注意して下さい。)
確定申告手順20【税務署に提出するにあたっての説明事項】
確定申告手順21【書類作成の終了・データの保存】
確定申告手順22【提出書類の確認】
提出書類の確認
さてここからは提出書類の確認です。
添付書類の確認
私の場合、毎月の年金や健保の領収書。(諸事情により毎月の分割払いにしていました。)
領収書などを日ごろからきちんと管理・保管しておかないと探すのが大変ですのでキチンと管理しておきましょう。自分めっちゃ探しました・・・・汗
添付書類を台紙に貼り付け
あとはFXの年間収支報告書も忘れず一緒に提出します。
あとは期限内に自分が住んでいる地区の管轄の税務署に書類を提出します。
私は持っていくのを忘れましたが書類の提出の際、税務署が受領印を控えに押してくれるようなので控えの用紙も一応持っていきましょう。
今回作成した書類の控えも来年の確定申告の参考の為にとっておきましょう。
確定申告のオススメ書籍
これは私が買った本なのですが、この本は確定申告において得する書き方がわかる確定申告の決定版の書籍(25年の歴史・累計65万部発行)です。FX所得に限らず色々なケースでの確定申告の書き方が網羅されていますので確定申告書類の作成がわからない方にお勧めしたい本です。得する書き方についても書かれております。
ついにインターネットで国税のクレジットカード納付が可能に
話は変わりますが来年1月4日からインターネットで国税のクレジットカード納付が可能になりますとのアナウンスがありました。
まだ開始前のサービスなので確定した情報ではなく、クレジットカード手数料などの詳しい情報はわかりません。少額納税の場合は手数料の負担が大きいかもしれませんが、納税額が多い場合はクレジットカードのポイント付与でお得に納税できる可能性もありえますので続報を待ちましょう。
今回の情報はITPRO様の『 GMO-PG、「国税クレジットカードお支払サイト」を2017年1月4日に運営開始 』の記事を参照させていただきました。
最後に
色々長くなってしまいましたが、確定申告は実際にやってみるととても簡単です。
10分そこそこで出来ますので正しく納税して日々のFXトレードに邁進していきましょう。
毎年確定申告するのであればe-TAXを導入するのもいいかもしれませんね。来年の確定申告の時期にはまた改めたマイナンバーになってからの変更点やe-TAXのことについても追記したいと思っています。
以上参考になれば幸いです。
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